東京出版雑感記⑦
遊び、足りてます?
わたし、あまり「遊んでいない人」を信用できないと常々思っている方でして。
遊びとは、享楽・快楽抱き合わせという側面だけじゃないことを、遊んでいる人は知っている。遊ぶって基本的にリスキーなんですよ。時間はみんなにとって平等で有限。だからこそその間をどう使うかで確実に、翌日に違いが出る。遊びは現時点の自分が楽しいと思う分、それ以上の自分のレベルアップの為の実入りになることはあまりないしね。そして楽しい分、盲目的に足元を滑らせやすいのも事実。厄介なのは堕ちる甘美と言うものもあって、「ダメだなー」「ヤバいなー」と自堕落に浸かる悦びがある。
遊ぶというのは自己責任なので「誘った人が悪い」ということにはなりにくい。けれど、こと楽しさの延長にある恋愛というものになると「被害者」面する人も多い。恋愛はいかなるケースでもお互い様。楽しむことが上手い人は、人を喜ばせることも上手い。遊んでいる人は生命力があって、人にやさしいな。とわたしは思う。
夏の散文、極まれり。な、文章だね。